さぷさぷ。
寂しさは鳴る。
綿矢りさの小説の冒頭の一文。
慢性淋心炎。
川上未映子がエッセイに綴った一言。
12月になってから毎日この二つの言葉が頭の中をぐるぐるぐるぐる回転してる。
空っぽだから寂しいわけじゃない。
何かがあったから寂しいわけじゃない。
満たされているから寂しい。
満たされているのに寂しいのか、大層な生き物だと思われるだろうけど、哀しいかな人は女は私は何処までも強欲な生き物らしい。
青色発光ダイオードの美しさに寂しくなった。
水曜日のドラマで泣いた。
自分の可愛げの無さを助長するだけなのに、たくさんお酒呑んでみたりする。
それだけ今の環境が尊いってこと。
寂しさと幸せが紙一重だとすれば、間にあるのはペラッペラの半紙なんだろう。
気づいたら、こんなに経ってた。
冬。