ぐぼぐぼ。

好きなバンドは解散するし、

好きな作家の続編は出ないし、

好きな人は遠くに行くし、

私の好きなものは大抵散り散りになる。

やりきれなくて爆音で聴く背中のジッパーが沁みる。

中村文則を開いて主人公の名前を見て閉じた。

桜の花の狂気が都市の嬌声を造り上げている。

すがる未来に生かされてる。