すぷんく!

「あー、中学のとき仲良かった子に似てるー!」 貴方と共有していない14歳に、どうして私が巻き込まれなくてはならないのか、 と思ってしまう程度には、人間である。 駅の階段で、パンプスのヒールだけを落として上に行く女のような器用さは、私にはない。 5…

いろいろいろいろ。

にめーとるもないかべのさき、まったくしらないへやのじんせいに、いっしょうかかわることはなくて、そんなことのくりかえしだ。 誰にも邪魔されずに、文字の羅列にだけ触れていると、ぽっかりとした穴が少しだけ満たされていく。 きょうはずうっとひとりで…

ロロロロロ。

新宿駅東口16時半の話。 黒のブックカバーで文庫を読みながら、待ち合わせの相手を待っていた。久しぶりの小説だった。 小説を読む時間は、無になる。誰にも邪魔されたくなくて、頁を繰るその一秒も愛おしい時間。中高生の時分、授業合間の僅かな時間も文庫…

さぷさぷ。

寂しさは鳴る。 綿矢りさの小説の冒頭の一文。 慢性淋心炎。 川上未映子がエッセイに綴った一言。 12月になってから毎日この二つの言葉が頭の中をぐるぐるぐるぐる回転してる。 空っぽだから寂しいわけじゃない。 何かがあったから寂しいわけじゃない。 満た…

めっきらもっきらどおんどん。

何かを書きたいときは大体頭ん中がぐるぐるしてる。欲求不満。ブログなんてみんなただの自己顕示欲だからよいのだ。こんなの見てるあなたもそうでしょ。覗いたふりして他人のこと知った気になるだけでしょ。 やらなければいけないことばっか考えてるとクサク…

きゅるきゅる。

一人でライブに行ってきた。 ライブには一人でしか行ったことがない。 鶯谷の猥雑な空気は妙に嫌いじゃなかった。 東京らしい、と思った。 新宿で慣れたからか。 増田ぴろよさんが施した会場装飾はとても美しくて猥褻でピンクで女だった。 いい感じのゲリラ…

ゆやゆよん。

あざとさの定義ってなんなんだろ。 男の人に媚びること? 自虐することで可愛いと言わせること? 自撮り写真をSNSに投稿すること? 多分、どれも正解でどれも間違い。 要は同姓に嫌われたら「あざとい」認定なんだろな。 さて、ここからは全く私の個人的な話…

もくもく。

鬼や神なんて要らない という話がしたい。 鬼かわいい。 神対応。 最近、巷でよく聞く言葉。 勿体無い言葉だと思う。 ポジティブな言葉なら、尚更 誰かを讃える言葉なら、尚更 綺麗な言葉で伝えたい。 某報道番組の見出しに見つけた神対応の三文字に哀しくな…

こっとり。

いつも擬態語を探している。本でも、歌詞でも、何にでも。 たくさんの擬態語たちがひしめき合っている文章を見つけると、それだけで一日ほうっとする。 「ない ない ない ない 泣いた ちっともなんだかくちゃくちゃ頭でごっそり根こそぎばっちりがっつり泣い…