2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ロロロロロ。

新宿駅東口16時半の話。 黒のブックカバーで文庫を読みながら、待ち合わせの相手を待っていた。久しぶりの小説だった。 小説を読む時間は、無になる。誰にも邪魔されたくなくて、頁を繰るその一秒も愛おしい時間。中高生の時分、授業合間の僅かな時間も文庫…

さぷさぷ。

寂しさは鳴る。 綿矢りさの小説の冒頭の一文。 慢性淋心炎。 川上未映子がエッセイに綴った一言。 12月になってから毎日この二つの言葉が頭の中をぐるぐるぐるぐる回転してる。 空っぽだから寂しいわけじゃない。 何かがあったから寂しいわけじゃない。 満た…