もくもく。

鬼や神なんて要らない

という話がしたい。

鬼かわいい。

神対応

最近、巷でよく聞く言葉。

勿体無い言葉だと思う。

ポジティブな言葉なら、尚更

誰かを讃える言葉なら、尚更

綺麗な言葉で伝えたい。

某報道番組の見出しに見つけた神対応の三文字に哀しくなった。

了解の りょ には自戒の念。

「そういう薄っぺらい言葉好きじゃないな」

言ってくれた友人の言葉遣いは

確かにいつも美しい。

逸れたけれど

鬼も神も、人を例えるには相応しくない。

そもそも人間を鬼や神と対等な位置付けで評価するなど浅ましい。

なんて。

鬼かわいいと言うくらいなら、歓声をあげたい。

神対応と言うくらいなら、ありがとうと言いたい。

こっとり。

いつも擬態語を探している。本でも、歌詞でも、何にでも。

たくさんの擬態語たちがひしめき合っている文章を見つけると、それだけで一日ほうっとする。

「ない ない ない ない 泣いた

ちっともなんだかくちゃくちゃ頭でごっそり根こそぎばっちりがっつり泣いた

ない ない ない ない ナイター

想像するだけ目玉はらんらんあなたはお馬鹿なあの子と今夜もナイター」

最近知った、東京カランコロンの泣き虫ファイターって曲。

創った本人にしか分からない感覚で、

投げ込まれた羅列が美しい。

伝えようとしない乱暴さに惚れる。

オノマトペ”という擬音語、擬声語との総称名の響きもまるっとしていて好き。

夜更けに思い立った徒然ブログは、穂村弘さんが自身の心境を表した言葉でさようなら。

「あひょりい。」